あなたのくらしを政策のまんなかに。make policy for center of your life

衆議院議員 村井宗明 オフィシャルウェブサイト

2006年3月31日 射水市民病院問題の論点を法務委員会で提言

射水市民病院「安楽死問題」

今日は、射水市民病院で起った「安楽死問題」について、法務委員会で
問題提起をしました。
医療技術の進歩が多くの人の命を救うことができるようになった一方で、
末期における医療行為がかえって患者を苦しめる場合もおこり出し、そこで、
不治の病に苦しむ患者に、自己の尊厳を認め延命治療を中止する自己決定権を
持たせる考え方もあるわけです。
しかし、日本では安楽死・尊厳死に関する法律がないため、安楽死・尊厳死と
殺人罪・自殺幇助罪との境目が曖昧なために、医療現場での混乱が生じています。
そこで境目をはっきりとさせて、安楽死・尊厳死について法的安定性をもたせる
必要があります。
射水市民病院の外科部長は、決して悪意ではなかったはずです。患者のことを思い、
家族のことを思い、行為に及んだものであると考えます。終末期医療で全国の医師が
悩む、重く、深い問題です。本人の意思確認とその範囲、また、家族の意思とその
範囲、本人の意思と家族の意思の食い違い、自己の状態、医師の判断など法的には
規定しづらい問題です。ですが、この問題を避けて通れば必ず同じ事が起ります。
反面、医師も犯罪者になりたくない訳ですから、避けて通る。外科医を志望する
ものも少なくなる現象が起ってきます。日本の医療を衰退させる問題であり、
私たちの健康・生命を守るためにもきちんと議論をし、法整備の必要を強く訴えました。

具体的には以下の論点が議論される必要があります。

1、主観的要件についての論点
自己の意思、および家族の意思についての主観的要件についての論点

☆本人の意思
 ・書面での意思確認が必要かどうか?
 ・繰り返しの意思確認が必要か?
 ・何歳以上が安楽死の意思を所有しうるか?
  (オランダ12歳以上、ベルギー18歳以上、オレゴン州18歳以上)
 ・自己決定できる環境のチェックをどうするのか?
  (家族の経済的負担・物理的負担などの中で影響を受けていないか?)
☆現在は意識のない本人の意思
 ・事前の書面での意思確認が必要かどうか?書面の必要条件?
 ・書面の日付の有効期限はあるのか?
☆家族の意思
 ・法的性質はいずれか?
a 本人の意思の代理
b 本人の意思の推測
c 家族固有の意思決定権
 ・家族の意思の書面が必要かどうか?書面の必要条件?
 ・親族の範囲?
   a同居は条件か?
b扶養は条件か? 
   c親族が複数の場合、多数決か全員合意か?
   d内縁の妻の合意をどう判断するか?
☆本人と家族の意思の食い違いの場合
 ・本人が延命治療の中止を求めて、家族が反対した場合は?
 ・家族が延命治療の中止を求めて、本人が反対した場合は?

2、客観的要件についての論点
自己の状態、医師の判断についての客観的要件についての論点
☆判例の「耐えがたい肉体的苦痛がある」について
 肉体的苦痛のみか?精神的苦痛も含むのか?
 意思表示が不可能な場合の判断は?
☆判例の「患者の死が避けられず死期が迫っている。」について
 判断権を持つ医師の定義は?(人数・専門医・担当医)
 セカンドオピニオンは必要か?
☆判例の「患者の肉体的苦痛を除去・緩和するために方法を尽くし他に代替手段がない。」

 判断権を持つ医師の定義は?(人数・専門医・担当医)
 セカンドオピニオンは必要か?

このページのトップへ
Copyright(c) murai.tv 2006 All Rights Reserved.